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■ Regional Details
◆1.Regional Details
○Luzon(ルソン島)
1 Ilocos Region
Province of Ilocos Sur(イロコス・スル州)
2 Cagayan Valley Region
3 Central Luzon Region
(4A National Capital Region)
4B Calabarzon Region
4C Mimaropa Region
5 Bicol Region
13 Cordillera Autonomous Region
○Visayas(ビサヤ諸島)
6 Western Visayas Region
7 Central Visayas Region
8 Eastern Visayas Resion
○Mindanao(ミンダナオ島)
9 Western Mindanao Region
10 Northeastern Mindanao Region
11 Southeastern Mindanao Region
12 Central Mindanao Region




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イロコス・スル州(Province of Ilocos Sur)
![]() イロコス・スル州(Province of Ilocos Sur)または南イロコス州は、フィリピン北部ルソン島北西部の州です。 イロコス地方(Ilocos Region, Region I)に属しています。 北にはイロコス・ノルテ州、南にはラ・ウニョン州、東にはコルディリェラ行政地域のベンゲット州、マウンテン州、アブラ州と接しています。 西側には南シナ海に面しています。 面積は2,579.6km2、人口は594,206人(2000年)、州都はヴィガン(Vigan)にあります。 |
![]() 南イロコス州の州都ビガンには、16世紀頃、スペイン統治時代に建てられたコロニアル様式の建築物が数多く残されています。 当時、ビガンはシウダー・フェルナンディナと呼ばれ、中国とメキシコを結ぶ交易の拠点として栄えていました。 そのため、ビガンはスペインばかりでなく、中国やラテンアメリカの影響も受けています。 マニラやセブにも同じようにスペイン情緒あふれる町並みがありましたが、第二次世界大戦でみんな焼けてしまったのです。 1999年、文化遺産として登録されました。 夜になると、軒先のランプの灯りが石畳の道とコロニアルな街並みを照らし出します。 スペインの風情が色濃く残っています。 |
![]() 地元の郷土史家ダマソ・キング(Damaso King)によるお話。 太平洋戦争のさなか、アメリカ軍は旧日本軍の侵攻に対抗して、ビガン(Vigan)を砲撃しようとしていました。 しかしながら、「もうこの街周辺には日本軍兵士はいない…」とクレカンフ司教(Fr. Joseph Klecamf, The Parish Priest of Vigan)が、米軍に確約をし、この砲撃は取りやめになったそうです。 そんな簡単なお願いで、砲撃をやめるアメリカ軍なんて居なかったと思います。 何か別の理由が・・・・たとえば、美しいフィリピーナを砲撃なんかで無くすのは勿体無い・・・とか!? クレカンフ司教は、二人の日本人将校「高橋フジロウとナリオカ・サカエ」から、「現地で結婚した私たち日本兵士達は愛する家族を残して敗走するので、戦争によってこの美しい街が爆撃・破壊・略奪されることのないようお願いします。」と懇願されたそうです。 1943年に憲兵隊長として赴任してきた高橋大尉はアデラ・トレンティーノ(Adela Tolentino)というフィリピン女性と、ナリオカ将校は、ベレン・カスティーリョ(Belen Castillo)という女性と結婚していたそうです。 戦争という殺伐とした中で、美しいフィリピーナに心を奪われるのは、当然の理ですね。 地元イロコス州知事のDV.サベリャーノ(Savellano)は、「したがって、ビガンの街は、彼ら日本人の「愛」によって救われたのです。」とも熱弁しているそうですが、もともと日本軍がフィリピンに侵攻しなければ、こんなことも起きなかったこと。 お陰で、ビガン大聖堂は今も健在です。 その前をのんびり走るカレッサ。 ただし、観光客と見ると、とんでもない運賃をふっかけてきますから、ご注意を。 まあ、過去の日本軍がしたことを思えば、少々の出費は罪滅ぼしの気持ちを軽くさせるでしょうが。 |
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